米作りのいろいろ ~豆知識編~
皆さん、こんにちは。
突然ですが、問題です。
「2月に入ったばかりのこの頃、田んぼは一体どうなっているのでしょうか?」
「田起こしをするのが、だいたい4月だから、今は収穫後のままかなあ!?」

そんな風に考えた方、正解ですが不正解です。
確かに普通、「田起こし」を行うのは4月頃です。もし、試験で出たらそう答えましょう!!
しかし、田起こしをしなきゃいけない田んぼがたくさんあるとしたら、田起こしを2回以上行うとより効果があるとしたら…場所にもよりますが、例えば、愛知県東部では、すでに田起こしは始まっています。

米作りは「半年勝負」ではなく「1年勝負」です!そう考えると、今まで以上にお米を大切に大切に食べようという気になりませんか!?
さて、ここまで「田起こし」についてお話ししました。
田起こしはトラクターという機械で行います。これは絶対に知ってなきゃ駄目な事です。
ではここで、ちょっとマニアックな問題を出しましょう。
「トラクターの後輪の大きさはどれぐらいでしょうか?」
当然、色々なサイズのトラクターがあるのですが、ある程度大きいものになるとその後輪の大きさはこんな感じです!!
ここに写っている戸田先生は身長およそ175cmです。ということは、このタイヤはおよそ150cmあることになります!!
このブログを読んでくれている方の中に、このタイヤよりも小さい方が少しはいるんじゃないでしょうか!?
そんなタイヤが、田んぼの中を動き回っている訳です。
みなさんはこのタイヤより大きいですか、小さいですか?小さい方、これからすくすく成長して抜いてしまいましょう!!
ちなみに戸田先生は小学5年生の3学期頃に抜いたそうです。
そして、今度はまたトラクターについて、違う観点からお話ししたいと思います。
さっきまでは、「後輪がいかに大きいか」というテーマでした。
ここからは、「どうやって田起こしをしているか」がテーマです。
当たり前ですが、トラクターという「車」が単に田んぼの中を動き回っても、土をしっかりとほぐす事は出来ません。
では、どうしているのでしょうか?
トラクターの写真や実物をよく見たことのある方なら分かるかもしれませんが、トラクターの後ろにはこのようなものが付いています。

そして、この中をよく見たことはありますか!?
こんな感じになっています!
そうです、この刃がぐるぐる回って土をかき回しているのです!!
ちなみに、土がかき回されると、虫などの色んな生き物が出てくるため、トラクターの後ろにはえさを求める鳥がヒョコヒョコついて来ることがあります。その様子は、写真が撮れたらまた載せようと思いますので、ぜひ待っていてください!
さて、ここまでたくさん書かせて頂いていますが、この記事の締めくくりはトラクターの「スピード」についてです。
では、問題です。
「トラクターはどのぐらいのスピードを出せるのでしょうか?」
さあ、大体の予想はつきましたか?
答えは、このトラクターだと「時速40km」です!!
そうです、どんなに頑張っても時速40kmまでしか出ないのです!!
ということは、離れたところにある田んぼに行く時は
…大きいトラックに乗せていくか
…他の車に少し迷惑をかけながら、道路を進んで行くしかないのです!!!
でも、許してあげて下さい。日本では、トラクターの最高速度は「時速35km」と法律で決められているのです。そして、トラクターなしでは、米作りが中々はかどらないのです…
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